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いちばん賢いAIを、いつも使うのをやめた
高性能なAIほど良い結果になるはずだと思い込み、時間と利用料を無駄にしていました。仕事の重さでAIを3段階に使い分けるようになって変わったことを紹介します。
使えるAIの中で、いちばん賢いものをいつも選ぶ。
少し前までの私です。
どうせ頼むなら最高のものに、という発想でした。
結果はどうだったかというと、月末の利用料を見て青ざめました。
冷静に振り返ると、頼んでいる仕事の大半は軽いものでした。
誤字の修正、定型文の作成、ちょっとした調べもの。
そこに最上位のAIを使うのは、近所のコンビニにタクシーで行くようなものです。
着く場所は同じで、財布だけが軽くなる。
いまは仕事を3段階に分けています。
機械的な作業は、いちばん軽くて速いモデル。
ふだんの文章作成や調べものは、標準のモデル。
込み入った原因調査や、判断が割れる相談だけ、最上位のモデル。
分け方の目安はシンプルで、「間違えたときの被害」で決めています。
やり直せばいいだけの仕事は軽く。
間違いに気づきにくい仕事や、あとで覆すのが大変な判断は重く。
高い賢さが必要なのは、この後者だけです。
意外だったのは、軽いモデルに変えても仕上がりがほとんど変わらなかったことです。
むしろ返事が速いぶん、テンポよく直しを重ねられて、結果的に良くなることさえありました。
「高い方が良いはず」という思い込みは、一度数字で裏切られると簡単に消えます。
毎月の利用料は、以前の半分以下になりました。
浮いたぶんで、本当に難しい局面には遠慮なく最上位を使えます。
道具の格ではなく、仕事の重さで選ぶ。
AIとの付き合いが長くなるほど、この習慣の差は開いていくと思います。