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業界動向

中国、「擬人化AI規制」を施行——AIとの対話に明示と休憩通知を義務化

人間らしく振る舞うAIサービスを対象にした中国の暫行弁法が7月15日に施行されました。AIであることの明示、18歳未満への提供禁止、連続2時間での休憩通知などが義務づけられています。

中国のサイバースペース管理局(CAC)など5つの機関が定めた「人工知能擬人化インタラクティブサービス管理暫行弁法」が、2026年7月15日に施行されました。
人間の個性や思考、話し方を模倣して継続的な感情的やり取りを提供するサービスを規制対象としたもので、擬人化AIに絞った法令としては世界で初めてとされています。

義務づけられた内容は、大きく3つです。
ひとつめは、利用者に対してAIとやり取りしていることを明示すること。
ログイン時の目立つ表示やポップアップ通知に加え、長時間の利用や強い感情的反応を検知した際には「現実確認」を促すリマインダーを出すことが求められます。
ふたつめは未成年者の保護で、18歳未満へのバーチャルコンパニオンおよびバーチャル親族サービスの提供は禁止されました。
みっつめが利用時間の制限で、連続利用が2時間に達した場合、事業者は休憩を促す通知を出さなければなりません。

施行に合わせ、中国の大手各社が先行して対応しています。
Tencent はLLMアプリ「元宝」から人格型AIエージェント機能を削除しました。
Alibaba は Qwen の擬人化エージェントを、ByteDance も「豆包」のユーザー作成型AIエージェント機能を、それぞれ7月15日までに停止しています。

日本国内に直接適用される法令ではありません。
ただ「応答しているのがAIだと利用者に分かるようにする」という考え方は、各国のガイドラインが共通して求めつつある論点です。
サイトにAIチャットを置いているなら、それがAIだと一目で分かる表示になっているか。
規制の有無にかかわらず、一度確かめておく価値はあると思います。

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