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そのバックアップ、戻せることを確かめましたか——取るより戻すのはなし
バックアップは取った瞬間ではなく、戻せたときに初めて機能します。定期取得とメンテナンスモード、そして「一度戻してみる」という小さな訓練の話。
「バックアップ、ありますよね?」
この一言を、いちばん聞きたくないタイミングで聞くことになる。
私は昔、そう聞かれて「毎晩取ってます」と胸を張って答えたことがあります。
そのあと三時間かけて分かったのは、半年前からファイルが0バイトで作られ続けていたという事実でした。
バックアップというのは、取った瞬間には何の役にも立たない仕組みです。
役に立つのは戻したときだけ。
なのに私たちは「取っている」ところで安心してしまって、「戻せる」かどうかを確かめないまま何年も過ごしてしまう。
取得の成功と復元の成功は、まったく別の話なんですね。
もうひとつ抜けやすいのが、戻している最中の見え方です。
データベースを入れ替えている数分間、サイトは中途半端な状態で外から見えている。
慌てて作業しているときほど、その数分に限ってお客様が見に来ます。
メンテナンスモードで「ただいま作業中です」と正面から出しておくのと、壊れた画面を晒すのとでは、受け取られ方がまるで違うと思う。
Container では、データベースのバックアップを画面から取得・ダウンロードでき、定期的な自動取得も設定できます。
復元も同じ画面から実行できるので、「戻す」がテストしやすい。
作業中はメンテナンスモードで表示を切り替えられて、管理者だけは通常どおり中身を確認できます。
おすすめしたいのは、事故が起きていない平和な日に、テスト環境で一度だけ戻してみることです。
たったそれだけで、そのバックアップは「たぶん大丈夫なファイル」から「戻せると知っているファイル」に変わる。
安心というのは、取った回数ではなく戻した経験のほうから来るのではないだろうか。
詳しくはDB・バックアップ/メンテナンスのページをご覧ください。