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Google のオープンモデル「Gemma」が累計10億ダウンロードを突破——外部開発の派生モデルは10万種類超
Google DeepMind が2026年8月20日、オープンモデル「Gemma」の累計ダウンロードが10億を超えたと発表しました。2024年初の公開から約2年で、外部の開発者が公開した派生モデルは10万種類を上回っています。衛星の軌道上での画像解析、インドの国民向け健康アプリ、がん治療の経路探索など用途は広く、関連プロジェクトを集めた公式ディレクトリも GitHub に開設されました。
Google DeepMind は2026年8月20日、オープンモデル「Gemma」の累計ダウンロードが10億を超えたと発表しました。
発表したのは同社バイスプレジデントの Clement Farabet 氏とプロダクトディレクターの Olivier Lacombe 氏で、Gemma の累計数が公表されるのは2024年初のシリーズ公開以来はじめてです。
外部の開発者が重みを改変して公開した派生モデルは10万種類を超えており、同社はこの広がりを「Gemmaverse」と呼んでいます。
発表では実際の使われ方も紹介されました。
NASA・Satlyt・Starcloud のチームは衛星の軌道上で Gemma を動かし、機上での画像解析や衛星間の通信経路の判断に使っています。
インドの国家保健当局は、1億回以上ダウンロードされた健康アプリ「Aarogya Setu 2.0」に Gemma 4 を組み込みました。
イェール大学と Google の研究者が Gemma を土台に作った「C2S-Scale」は、生きた細胞で確認されるがん治療の経路を見つけています。
ジョージア工科大学と Wild Dolphin Project による「DolphinGemma」は、イルカの鳴き声の分析に使われています。
関連プロジェクトや追加学習済みモデルを集めた公式ディレクトリ「Awesome Gemma」も GitHub に開設されました。
オープンモデルは重みが公開されているので、手元のサーバーや機器の中だけで動かせます。
外部のサービスに文章を送らずに済むぶん、扱いに気をつかうデータでも使いやすい。
通信が限られる軌道上で動いているという事例は、その性格をよく表していると思う。
サイトを運営する立場で見ると、AI の選択肢が「大きな商用モデルを借りる」だけではなくなってきた、という話に読めます。
用途によっては小さなモデルを自前で動かすほうが速くて安いこともある。
どのモデルを使うかを後から選び直せる形にしておくことが、これからの備えになるのではないだろうか。