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Z.ai、匿名で試されていた「Ox Alpha」の正体を公開——MITライセンスの「GLM-5.3-Flash」、320BのうちA18Bで動き文脈は100万トークン

Z.ai(智譜AI)が8月26日、OpenRouter などで匿名公開されていた「Ox Alpha」の正体が「GLM-5.3-Flash」であることを明かし、同日 MIT ライセンスで重みを公開しました。総パラメータ320B・稼働18Bのマルチモーダル MoE で、文脈は100万トークン。API は入力100万トークン0.15ドル・出力0.50ドルです。

8月20日から、OpenRouter などで「Ox Alpha」という名前のモデルが無料で試せる状態に置かれていました。
どこの誰が出したものか明かされないまま、性能の評判だけが先に広がっていたモデルです。
8月26日、Z.ai(智譜AI)がその正体を明かしました。
名前は「GLM-5.3-Flash」。同じ日に MIT ライセンスで重みが公開されています。

公式の発表によれば、総パラメータ320Bに対して実際に動くのは18B。
文字だけでなく画像や動画も最初から扱えるマルチモーダル構成で、文脈の長さは100万トークン。
そして動かしている基盤は中国製のAIチップだけだと明記されています。
GLM-5 系としては初めて、疎な注意機構と線形の注意機構を組み合わせた設計を採ったとのことで、長い文脈を安く扱えるようになった点を自ら強調しています。

料金は入力が100万トークンあたり0.15ドル、出力が0.50ドル、キャッシュ済みの入力は0.03ドル。
同社の旗艦モデルである GLM-5.3 と比べてかなり低い水準に置かれています。
先に名前を伏せて評価を集め、それから正体と重みを出す。
この進め方は率直に言ってうまいと思う。先入観なしに使われた結果が先にあるぶん、発表の説得力が違います。

運用する側として気になるのは、順位そのものより「重みが手元に置けるかどうか」のほうです。
MIT ライセンスで配られるということは、提供が止まっても打つ手が残るということでもあります。
外部のAIに業務を寄せるほど、その一社が値上げしたり終了したりしたときの影響は大きくなる。
選べる状態を保っておくことが、いちばん地味で確実な備えではないだろうか。

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