NEWS
その開発環境、案件ごとに一から作っていませんか——DockerとClaude Codeという土台
新しい案件に着手するとき、まず環境を用意するところから始まる。
サーバーを立てて、データベースを作って、SSL証明書を入れて、ホスト名を通す。
このひと手間を、案件が増えるたびに一から思い出しながらやっていた時期があった。
同じような作業を毎回繰り返しているうちに、これは仕組みにしてしまったほうがいいと思うようになった。
今は案件ごとにDockerコンテナを分けて、PHPのバージョンもデータベースのイメージも案件側の設定ファイルで切り替えられるようにしている。
リバースプロキシとデータベースは複数の案件で共有しつつ、案件同士のデータは独立させる構成にした。
新しい案件を始めるときは、ひな形を複製して起動コマンドを叩くだけで、最初のアクセスまでたどり着けるようになった。
環境構築という作業そのものを、覚えていなくても再現できる状態にしておいたのが効いている。
この土台の上でClaude Codeを動かすようになってから、変化を感じたのはむしろ検証の部分だった。
コードを書くところまでは以前からAIに任せられたが、実際にコンテナを起動してデータベースに接続し、リクエストを投げて結果を確認するところまで、同じ会話の中で完結するようになった。
環境が毎回同じ形で立ち上がる前提があるからこそ、AIが「たぶん動くはず」ではなく「動くことを確認した」と言えるようになる。
土台を揃えることは、人のためだけでなく、AIが検証まで責任を持てるようにするための準備でもあったと今は思う。
環境構築を仕組み化したことで、案件を増やすたびに感じていた小さな摩擦がひとつ減った。
同じように、コンテナの編集画面でも現場の担当者が迷わずAIを使えるように、編集AIアシスタントという機能を用意している。