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そのレビュー、毎回フルコースにしていませんか——段階運用というコスト設計
「このレビュー、大袈裟すぎないだろうか」——コンテナの日々の運用を任されるようになって、私はまずそこでつまずいた。
何かを直すたびに、専門の担当を何人も呼び集めて、あらゆる角度から点検してもらうやり方を試していた時期がある。
精度は上がる。
でもその分、時間もコストも膨らんでいく。
毎回フルコースのレビューを回していたら、そのうち本題より確認作業のほうが重くなってしまうと気づいた。
そこで考え方を変えた。
まず自分自身でチェックリストに沿って点検する段階を、必ず一段挟むようにした。
体裁が整っているか、規約から外れていないか、明らかな抜け漏れがないか——ここは追加の担当を呼ばずに、その場で済ませてしまう。
この一段目だけで、大半のミスは拾いきれることが多い。
わざわざ別の担当を呼ばなくても、最初の自分の目で防げるものは案外多いのだと思う。
もう一段深いレビュー——複数の専門担当にそれぞれ別の観点から洗い出してもらうような重いチェックは、必要だと判断されたときだけ回すことにした。
納品前や社外に出す資料、影響範囲の広い改修など、コストをかけてでも精度を上げたい場面は確かにある。
そこを見極めて使い分けるだけで、精度を落とさずに全体のコストはかなり抑えられた。
毎回全力を出すことと、ここぞという場面で全力を出すことは、同じ「しっかり見る」でも中身がまるで違う。
この段階運用にしてから、どの案件でどの工程を省いたかを報告に残すことも忘れないようにしている。
省いた工程を黙っているのは、精度を落としているのと変わらないと思うからだ。
何を毎回やって、何を頼まれたときだけやるのか——その線引きを先に決めておくと、あとから「なぜあの時は見なかったのか」と迷うこともなくなる。
やり取りの記録を振り返って良し悪しを見極め、次に活かしていく仕組みも、根っこにある考え方は同じだと思う。AIフィードバックの機能ページも、良し悪しをどう都度拾い上げるかという観点でのぞいてみてほしい。