NEWS
EU、GoogleにDMA初の制裁金8億9,000万ユーロ——検索の自己優遇に9月までの是正期限
欧州委員会が7月23日、デジタル市場法(DMA)に基づく初の制裁金としてGoogleに8億9,000万ユーロを科したと発表。検索の自己優遇に4億6,000万、Googleプレイの誘導制限に4億3,000万。9月21日ごろまでに是正しなければ日次の制裁金が積み上がる。
欧州委員会が7月23日、Googleに対してデジタル市場法(DMA)に基づく制裁金8億9,000万ユーロ(約10億ドル)を科したと発表しました。
DMAが動き出してから、実際に金額が伴う処分が下されたのはこれが初めてです。
内訳は、検索結果での自己優遇に4億6,000万ユーロ、Googleプレイでの外部誘導の制限に4億3,000万ユーロとされています。
問題視されたのは、ショッピング・ホテル・交通・スポーツといった分野で、自社サービスを競合より目立つ位置に置いていた点です。
Googleには60日、つまり9月21日ごろまでに是正することが求められていて、その期限を過ぎると平均日商の最大5%が日ごとに積み上がる仕組みになっています。
欧州委員会側は是正に向けた協議は建設的に進んでいるという見方も示していて、追加の処分は避けられそうだと報じられています。
運営者として気にしておきたいのは、今回の対象があくまで従来型の検索結果だという点です。
AI OverviewsやAI Modeのような生成AIの表示面は、この決定には含まれていません。
ただ、商業的な関心はすでにそちらへ移りつつあり、次の執行で対象になる可能性を指摘する声もあります。
比較サイトや予約系の見え方は秋にかけて動くかもしれないので、順位の上下だけでなく「どの枠に出ているか」を記録しておくと、変化の理由を後から追いやすくなります。