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Sakana AI、日本語特化のLLM API「Sakana Namazu」を提供開始——Kimi K2.6 をベースに敬語と商習慣へ調整、OpenAI互換で差し替え可能

Sakana AI が8月3日、日本語に特化した大規模言語モデルの API「Sakana Namazu」の提供を始めました。Moonshot AI が公開するオープンモデル Kimi K2.6 を土台に、同社の独自データで日本語と日本の業務文脈へ調整したモデルです。政治・歴史などの中立性を測る FairPoliticsQA は34.10%から56.30%へ改善したと公表されています。OpenAI 互換の API で接続先とモデル名を差し替えるだけで既存コードが動き、料金は入力100万トークン0.95ドル・出力4ドルの従量課金です。

Sakana AI が8月3日、日本語に特化した大規模言語モデルの API「Sakana Namazu」の提供を始めました。
土台になっているのは Moonshot AI が公開しているオープンモデル Kimi K2.6 で、そこへ同社が独自のデータを重ね、日本語と日本の業務の文脈に合わせて調整したものです。
ゼロから基盤モデルを作るのではなく、公開されているモデルに日本向けの仕上げを施す——という組み立て方をとっています。

公式サイトが前面に出しているのは、敬語や商習慣を踏まえた日本語で業務文書やメールをそのまま扱えるという点です。
評価では AIME26・MMLU-Pro・LiveCodeBench v6 といった推論系でベースの実力を保ったまま、日本語の理解が伸びたと説明されています。
数字として分かりやすいのは、政治や歴史などの中立性を測る FairPoliticsQA で、34.10%から56.30%へ上がったと公表されています。
JFBench と日英翻訳のタスクでも、ベースを上回ったとのことです。

実務に効きそうなのは、OpenAI 互換の API になっていることではないだろうか。
接続先の base_url を差し替えて、モデル名に sakana-namazu を指定すれば、いま動いているコードがそのまま動く。
Web 検索とコード実行がモデル側の道具として組み込まれているため、調べものを挟む処理を自前で用意しなくてよい場面もあります。
料金は従量課金で、入力が100万トークンあたり0.95ドル、出力が4ドル。
Web 検索は1,000回で7ドル、コード実行は1時間0.12ドルという別建てで、月額の固定費はありません。

サイトを運営する側から見ると、これは「日本語の当たり前」をどこまで任せられるかという話だと思う。
お知らせの下書き、問い合わせへの返信案、社内向けの要約。
どれも中身より先に、敬語と語調が整っていないと手直しが増える種類の仕事です。
接続先のモデルを選べる作りになっていれば、こうして選択肢が増えること自体が、そのまま運用の幅になります。

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