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そのページ、いま自分がどこにいるか分かりますか——パンくずという現在地
検索から来た人が最初に開くのは、トップページとは限りません。
うちのサイトでいちばん読まれているのも階層の奥にある一本の記事で、そこへ直接降りてくる人が大半でした。
その画面に、ここがサイトのどのあたりなのかを教えるものが何も置かれていないことに、私はしばらく気づかずにいました。
パンくずリストは、ページの上のほうに「ホーム > 機能一覧 > サイト内検索」のように並ぶ、あの小さなリンクの列です。
童話で道に落としたパンくずをたどって帰る、あれが名前の由来だと聞いたときは、ずいぶん心もとない例えだなと思いました。
やっていることはもっと素っ気なくて、今どこにいるかを示して、一つ上へ戻る道を用意しておくだけです。
それでも、この一段があるかないかで、読み終えた人がもう一本読んでくれるかどうかは変わります。
検索エンジンにとっても、これはページ同士の関係を読み取る手がかりになります。
記事のURLを見ただけでは、それがサイトのどの分類にぶら下がっているかまでは分かりません。
検索結果にURLの代わりに階層が出ていることがあるのは、この並びを読んでいるからです。
気をつけたいのは、パンくずの中身が実際のサイト構造とずれてしまうことです。
あとから記事を別のカテゴリへ移したのに、パンくずだけ手書きのまま古い分類が残っている——そういう状態は珍しくありません。
画面上は正しく見えているのに、機械にはちぐはぐな情報が渡っています。
だからパンくずは、その都度手で書くものではなく、サイトの構造から自動で組み立てられるべきものだと思う。
裏を返せば、パンくずがきれいに出るかどうかは、ディレクトリの切り方がそのまま表に出るということでもあります。
コンテナはページの所属ディレクトリをたどってパンくずを組み立て、構造化データのほうも同じ並びから自動で書き出します。
手を入れる場所は表示部品ではなく、サイトの住所のほうだと考えたほうが早い。
サイト構造(ディレクトリ)管理のページもあわせてご覧ください。